コールマンポータブルイージーウォーマーが発売される前から、結構似たものが海外で出回っていました。
部屋の中から発掘してきたので紹介します。
裏
表のイラストが某ハクキンカイロのイラストと何故か同一だったりしますが関係はなさそうです。
というより、これでこの形のカップをつけられてもどうやって注油しろと....
パッケージには白金触媒式カイロは1923年になんとかかんとかとか書いてありますが、別にこのメーカーが1923年からあるというわけではないようです。というより、製造業者名がどこにもありません。説明書さえついていません。パッケージ側面の表記を見る限り、24時間保温モデルのようです。
点火はマッチかライターでやります。電池式ではありません。同じ形状の火口を使うメーカーのものとは、よくよく見ると火口の電極部が省略されています。もちろん、火口にも電熱線などはついていません。
参考のために、ほぼ同一形状で電池を使うコールマンと比較してみました。
裏です
RICHHのものは、注油口があるのに注油口に合うカップがついてないとかいろいろ謎な製品です。どうも、ハクキンカイロに似た形状のものも製造しているメーカーらしく、単に箱に入れるときに間違えただけかもしれません。
最近はあまり多くは出回っていないようです。
火口の大きさは、コールマンのほうがわずかに小さく、コールマンの火口をRICHHに入れようとするとかなりゆるいです。逆に、RICHHのものをコールマンに入れようとすると大きすぎて全く入りません。
じゃあ、ナショナルカイロとの形状の差はどうなんだ、と気になる方がいらっしゃると思うのでやってみたところ、RICHHとナショナルカイロ(標準型)はほぼ同じ大きさでした。
ただ、このとおり、火口には電極部がないほか、本体と合わせるための△印もありません。形状などからも推測するに、似てはいてもRICHHとコールマンはだいぶ別物のようです。