ハクキンカイロ公式が2月28日は不二家の日。75周年のペコちゃんはハクキンおじさんより先輩?みたいことを書いてますが、
前から何度も書いてますがあのハクキンおじさんは戦前からいます。

これはハクキンカイロ(当時の屋号は矢満登商會)が戦前に登録した商標です(既に失効済み)ですが、この商標をとってからでも80年以上経ってます。
たどれる限りだと1923年、ハクキンカイロ創業の年とされる年にはもういました。ただ、1923年のおじさんは造形が現代のものとちょっと違っていて、現代のとほぼ同じ顔かたちのおじさんの登場は1924年でした。
戦前はわりとひんぱんに使っていたのですが、1941年頃、戦時色が強くなってくるとほぼ使われなくなります。恐らく、おだやかで平和そうなハクキンおじさんの外観が、当時の時勢に合わなくなったと、矢満登商會が考えたためでしょう。
戦後も最初のうちは使わなくて、たぶん1950年代くらいになって復活します。使っていない商標は失効するという規定があるので、失効を防ぐためにも再び使い始める理由があったのだろうと思いますが、
どうもハクキンカイロは、あのおじさんのデビューは戦後に再度使い始めたハクキンカイロコンパクト型発売前後と思っているらしく、
当時画家に書いてもらった(らしい)カラー原画の写真とかも以前はサイトで掲示してたのですが、
依頼をもらった画家のほうは、たぶん、戦前のおじさんをクリーンナップするくらいのつもりで描いていて、戦前版おじさんと戦後版おじさんには造形にほぼ変化はありません。
(ひょっとするとコンパクトよりもベンジン瓶につけはじめたほうが早いかもしれませんが)
自分のところで持っている、そしてかつて持っていて失効した商標の履歴を調べるだけで、あのおじさんが戦前からいる、くらいのことは分かるのに、どうしてハクキンカイロ公式は、かたくなにあのおじさんの登場を戦後に持っていこうとしているっぽいのか不思議です。
なおあのおじさんには未だに正式名称はなく、ハクキンカイロ公式Xはハクキンおじさんと呼んでいますが、ハクキンカイロPEACOCKに貼ってあったシールには「おじさんマーク」と書いてあったし、的場恒夫社長は100周年動画でもそう呼んでるし、それ以前昭和時代には「笑顔マーク」とも書いてました。
これに関しては戦災で焼けた企業あるあるで、焼けて昔のことがよくわからなくなったってのがあると思います。
今回ほぼ新ネタがなくて「前から言っているけど、本当はこうのはずだ」的な話になってしまいました。
ただ、こういうのはちゃんと何度も言い続けないと、いつのまにか公式が「ほくち」とかまた言い出さないとも限らないので、なんか違うぞって話になるたびにまた言っていきます。