ハクキンカイロ公式サイトには1964年東京、1998年長野、2020東京オリンピックで、聖火輸送にハクキンカイロが使われたことになっています。
でも。どういうわけか、写真等が出てくるのは1964年東京オリンピックのものだけです。ちょうど今冬季五輪が開催されてまた公式がネタにしてますが、2020東京で使われたと言ってるわりに、画像はやっぱり1964年のものだけです。
で、調べたのですが、ハクキンカイロ公式以外でハクキンカイロが2020東京オリンピックの聖火輸送に使われたという記録がどこ探しても出てきません。
東京都の東京2020大会 デジタルアーカイブ(日本国内からのみ閲覧可能)ってのがありますが、ここで出てきたのは2020年3月20日に自衛隊松島基地で聖火到着式が行われるというプレス発表だけで、そこではランタンから聖火を移すことになっています。ランタンそのものの画像はあります。
ではハクキンカイロは使われなかったのかというと、いくつかの町で2020東京パラリンピックの聖火輸送でハクキンカイロを使ったという記録は出てきます。少なくとも福山市と町田市では使用されていて、町田市は展示も行った記録があります。なお、前述の東京2020大会 デジタルアーカイブは、オリンピックだけではなくてパラリンピックの記録もアーカイブされています。このアーカイブにはハクキンカイロの記録はありませんが、福山市と町田市の記録には残っているわけで、東京都のアーカイブにないからといって使用されなかった証拠にはならないのです。
ただしこれはパラリンピックの聖火のほうです。ハクキンカイロ公式にあるような、ギリシャから日本にオリンピックの聖火を輸送したという記録も、そして画像も全然出てこないのです。
それに、ハクキンカイロ公式の2020東京オリンピックに関する記述もなんだかちょっと変なのです。該当部分を引用します。
2020
令和2年
コロナ禍のため東京2020オリンピック競技大会が延期となり、ギリシャからの聖火輸送も延期となる
2021
令和3年
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の聖火の種火をギリシャより東京まで輸送する。
と、このようにありますが、実際には前述したとおり2020年3月20日にオリンピック聖火はギリシャから少なくとも松島基地までは到着しています。そして宮城、岩手、福島県で展示されたところまではやったのですが、聖火リレー自体は翌年に延期ということになっていたはずです。それに、パラリンピックの聖火は各地(国内880カ所、国外はイギリスの1カ所)で採火されたものを一つにまとめるという方式がとられていて、ギリシャでは採火されていないのです。イギリスで採火された聖火をギリシャまわりで東京に輸送したのかもしれませんがちょっとそこまでは調べきれませんでした。
実際の輸送時の画像とかは権利関係で出すのが難しいのかもしれませんが、エンブレムとかIOCとの契約書とか、何か見られる形での印みたいが見たいものです。