ハクキン公式が宣伝してたので録画して見ました。
あのマイコールのあった町栃木市の蔵を開けるというのでサイト作者的に期待MAX。
が、別に、蔵からハクキンカイロが出てきたという話ではなくて、出てきたのはマイコール懐炉でした。
そりゃ栃木市から出てくる懐炉は普通はマイコールでしょうね。
で、その話からなんでハクキンカイロの話になったのか、ってキャストが喋ってるからですが、ハクキンカイロに問い合わせが行ってオンエアでハクキンカイロが紹介されたということのようです。
それにしてもあんな若いのに灰式懐炉を知っているとかちょっと驚きです。何しろマイコールは1992年頃に灰式から撤退していますし、他のメーカーの撤退もほぼ同時期です。楠灰製造だけは2010年頃まで作ってましたが、本当に細々と限られたルートでだけ売ってたしあの歳で知っているのが驚きです。
マイコールの町、栃木市でロケした番組で、ハクキンカイロが紹介される。やっぱりこの2社は、憎い商売敵ではなくライバルであったのだろう、と、サイト作者はやっぱり思いたいです。
そういや、番組中で紹介されたマイコール懐炉の模様、先端部分がなんとなく、というかかなりはっきり、ハクキンカイロに似ています。どう見てもわざと似せたように見えてしまうくらい似ています。
それと、番組内でのマイコール懐炉の使い方、実は間違ってます。
ただこれは、当時の所有者自身が間違ってた可能性が高いです。
どこがどう違うのかというと、マイコール懐炉用の燃料は、スティック状のマイコールかいろ灰なのですが、番組中で使っているのは(製品名が見えないのでたぶん、ですが)、旧式の粉末状の灰を和紙で包んだカミヤ灰(またはスミダ灰)のようです。
※カミヤとスミダはマイコールが使っていた商標で、他社製のもので別の名称のものである可能性はあります。当時、栃木市には何社も懐炉灰を作っていたメーカーがあったので、恐らくそのうちの1社のものだと思います。
なおハクキンカイロは灰式懐炉の製造販売をしたことはないはずです。