三寒四温でちょっと温かくなってきたからとカイロをしまってしまうとまた寒い日がやってくる。微妙な季節です。
今回は主にベンジンの保管についてです。
とはいっても、今のカイロ用ベンジンは、密栓して冷暗所に保管しておけば、一夏越したくらいではほぼ劣化しません。
以前、実験したこともあったのですが、今のカイロ用ベンジンは3年や5年では劣化しないようです。ただ、保管方法が悪かったのか、変色してドロっとした、何かカイロ用ベンジンとは別物になっているものも見たことがあるので、10年20年経つ前に使い切ることをおすすめします。
で、これで終わっちゃうと早すぎなので、しまい忘れないようにするにはどこがよいのか、ということで、サイト作者のおすすめの場所です。
カイロ本体と違い、ベンジンは夏場も(しみ落としやシール剥がしなどの)用途がありますので、完全にしまいこんでしまう必要はありません。それに、あまり厳重にしまい込みすぎて何年もしまいっぱなしってのも、(主に防火上の理由から)よろしくないでしょう。というわけで。
救急箱(配置薬)のそば。これなら秋になって忘れることもないでしょう。
掃除用具や掃除用洗剤と一緒に。ベンジンはシール落としとかにも使えるので、これもよさそうです。風呂場はおすすめしません。
カイロ本体の置き場は、案外、冬物商品とかと一緒にしておくと案外忘れないかもです。冬物衣料と一緒でもいいし、ストーブをしまうときにストーブを入れていた段ボール箱に一緒に入れちゃう、とかもいいかもです。
サイト作者が一番忘れなかったのは、本棚の文庫本や新書の棚に文庫本と一緒にずらっと並べておいたときでした。
いろいろなものと一緒に箱とかに入れちゃうと忘れやすいです。さらにその箱を押し入れとかに入れるともうだめです。箱に入れるなら、次の秋には必ず開けるような大きな箱とかに「秋物」とかの文字を入れたうえで入れるとよいでしょう。
ベンジンは半年で悪くなるものではないし、しみ抜きにもシールはがしにも使えるので、捨てたりするのはもったいないです。
ただ、あんな可燃性の液体を半年間ずっと持っていたくない、という方もいるようなので処分の方法ですが、
窓を全開にしてボロぞうきんにつけ、壁や窓や床のシールやテープの剥がし跡をこすってきれいにするのに使いましょう。ただし、下地を傷めることがあるので、目立たない場所で試すのを忘れないように。その他ベンジンの説明書にも従いましょう。結構これだけで思ったより多量に使うのでわりとすぐなくなると思います。
それでも残ったらボロぞうきんにつけて窓ガラスをみがきましょう。まったくガラス窓のない家でなければこれでなくなるはずです。ただし、サッシとガラスの継ぎ目部分は、材質によってはベンジンで劣化するかもしれないので注意しましょう。まあ、たぶん平気だと思いますが。
なお掃除などに使うときは使い捨てビニール手袋などをしないと肌が荒れます。