ハクキンカイロが全然登場しない連載がずっと続いて何だと思われそうですが、真打ちは最後に登場するものなのです。というわけで今回はマイコール資料館に展示されていた、「マイコール製でない」カイロです。
楠灰製造の楠灰ゴールド懐炉やナショナルカイロ、右上の星形の模様のあるのも他社製ベンジン式カイロです。灰式だけではなく、ベンジン式も熱心に集めて研究していたことが分かります。
ここのマイコール以外のメーカーのカイロの展示についていたキャプションは、「各種カイロ灰及びカイロ器」でした。
もちろんハクキンカイロもありました。パッケージから推測するに1980年代から90年代初頭くらいまでの点火芯付Aかな?と思われます。
もちろん、ハクキンカイロ点火芯付Aだけを入手したわけではなくて、新製品が出るたびにここの新型はこう変わった、みたいな研究をしていたのでしょう。前述したとおりマイコールは1991年に灰式カイロから撤退します。ほぼその頃の製品である点火芯付Aのわりと後期のモデルがあるということは、その頃まで熱心に灰式そしてベンジン式カイロの研究もしていたことが分かります。
もちろん、他社製使い捨てカイロもありました。ハクキンカイロの使いカイロ、ハクキンカイロSoftもあります。
他社製使い捨てカイロはどうももっとたくさんあったようですが写真には撮りませんでした。
これらの他社製使い捨てカイロも、他社から出るとすぐに買い求めて研究していたのでしょう。