100周年ゴールド


前回のハクキン懐炉PEACOCK GOLDが12800円税別だったのに、2023年12月13日発表発表の「100周年記念 ハクキンカイロGOLD」は48000円税別、税込52800円。いくら前回から13年経っているとはいえ、いくら金価格が高騰しているとはいえ、あまりにも価格差がありすぎな気もしますが、今回のは発表を見ると24金めっき(軟質金めっき)のようです。前回の2010年のゴールドは、正式な発表はなかったのですが、同時期に売っていたイギリス版ゴールドは「22ct GOLD」って書いてあったので、22金めっき(硬質金めっき)だったっぽいです。

今回のゴールドは「表面が柔らかく傷がつきやすい」とわざわざ断りがあるし、24金(K24)という表記もあるので、たぶん、傷がつきやすい純金めっき(軟質金めっき)だと思います。前回2010年のゴールドには販売時にそのような注意書きはなかったし、説明書にもそれに類する注意書きはなかったので、当時のものは硬質金めっきだったのだろうと思います。

なお、硬質金めっきは金の含有量が少ないですがべつにけちってそうしているわけではなくて、わざわざ不純物を入れて傷がつきにくくしているという、実用性を優先した金めっきです。(もちろん、金の含有量が低下するので、結果として安くなるのも事実なのですが)イギリス版が低質という意味ではありません。というか軟質金めっきとか傷がつきやすくて本当に飾ってるしか意味のないものになりそうです(前回のゴールドだって使ってる人はいないように思いますが)。

前回2010年のゴールドは即完売にはならなくてしばらく本社直販で売ってましたが、今回は抽選販売だとか結構強気みたいです。なお、製造数は前回(2010)も今回(2023)も100個です(公式発表による)。この数にはイギリス版ゴールド(2006~2010)は含まれていないと考えられます。

イギリス版ゴールドは日本版と明らかに仕様が違うし、日本版よりも先に売り出していたし、しかも結構長い間売ってたし、そもそも、ハクキンカイロの純正品なのか、イギリス代理店が独自に作ったものなのか、そのへんも含めてよく分かりません。なお、現在は売ってません。というかその前に、当時イギリス代理店が使っていたドメインも期限切れになってつながらなくなってました。そもそもあの店が本当にイギリス代理店だったのかどうかも、今となってはよくわかりません。

今週は楽天トラベルキャンプとのコラボキャンペーンとかもあってここ数十年では一番(?)ニュースの多い週になった気がします。キャンペーンの記事はもう書いてあったのですが来週に回します。


“100周年ゴールド” への2件のフィードバック

  1. zippoモデルを購入するにあたり大変参考にさせていただきました。

    もしすでにご存知でしたら大変失礼致します。

    2011年モデル(ZHW-JF)に関して「実はどこがどう変わったのかよく分からないモデルです。」と書かれていて、所有しているZHW-JFとサイトのそれ以前のモデルの写真を比べて、割と変わっているのにおかしいなと思っていました。

    今回、ZHW-JFの未開封をいくつか手に入れたところ、どうやらZHW-JFには2種類が混在しているようです。(区別のために前期、後期とします)
    前期はハクキンに近いのですが、後期はハクキンとは相違点があり(丸み、中綿の厚紙)ハクキン製ではないのかもしれません。

    前期はサイトにある通り「実はどこがどう変わったのかよく分からないモデル」ですが、後期は以下の点が違っています。
    ・後期は本体の火口を取り付ける部分の下の部分(蓋がかぶさる部分)が丸みを帯びていて少し長い(ちなみにZHW-15も丸みを帯びているが短い)
    ・中綿はどちらも3分割だが後期は厚紙なし(ZHW-15は厚紙なし一体型)
    ・手持ちの前期は正面右側上部に取り付けようと思われる丸い凹みがあるが、後期は2つとも左側だった

    箱やバーコードは同一で区別できません。(前期1個、後期2個、ZHW-151個所有)
    丸みの関係で、蓋を閉める時の感覚が異なります。後期は斜めに入れて蓋止めと当たってカチッと音がします。前期は垂直にスッと入れる感じです。

    以下に詳細を記入しておきます。

    ◉zippo(2011 前期 ZHW-JF 2007 ZHW6と同じと思われる)
    MADE IN JAPAN
    全体高さ 100.9mm
    横幅 67.9mm
    厚さ 14.4mm

    蓋の高さ 50mm
    本体の高さ 66.2mm
    火口取り付け部から蓋止めまでの長さ 約15.3mm
    79g 本体から中綿を取り出し水を入れた状態
    計算した容量 42cc

    ◎70g
    25g 蓋
    37g 本体
    4g 火口
    4g 中綿(厚紙あり、3分割)

    ◉zippo(2011 後期 ZHW-JF)
    MADE IN JAPAN
    全体高さ 99.8mm
    横幅 67.9mm
    厚さ 14.2mm

    蓋の高さ 49.9mm(閉めた時に蓋と本体が同一の長さです)
    本体の高さ 66.9mm
    火口取り付け部から蓋止めまでの長さ 約17mm
    79g 本体から中綿を取り出し水を入れた状態
    計算した容量 43cc

    ◎66g
    24g 蓋
    36g 本体
    4g 火口
    2g 中綿(厚紙なし、3分割)

    ◉zippo(2015 ZHW-15)
    Made in Japan
    全体高さ 98.9mm
    横幅 67.9mm
    厚さ 14.4mm

    蓋の高さ 48.7mm
    本体の高さ 64.9mm
    火口取り付け部から蓋止めまでの長さ 約14.7mm
    75g 本体から中綿を取り出し水を入れた状態
    計算した容量 39cc

    ◎66g
    24g 蓋
    36g 本体
    4g 火口
    2g 中綿(厚紙なし、一体化)

    インジケータなし
    裏面注意書きシールなし

  2. 細かい情報をありがとうございます。JHW-JFは、型番変更なく結構長い期間販売されていたので、途中でロット変更があったのかもしれません。
    JHW-JFは2011年発売、後継のJHW-15(当サイトには写真を出してませんが)の発売は2015年なので、実に4年間、型番変更なしで売られ続けたので、途中で型を取り替えたり製造元が変わったりしたのかもしれません。後期型っていうのも2011年に同時に2タイプが出たのではなく、あるいは2012年モデルとか2013年モデル的なものかもしれません。いずれにしても当サイト作者はJFW-JFは初期のものしか入手してないので推測になってしまいますが。
    それにしても中綿まで外して調べていらっしゃるのには恐れ入りました。

    この時期のZippoは当サイト作者的に積極的に探したいと思わないブランドになっていたので、(理由は察してください)当サイトでも情報は手薄で申し訳ありません。

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