PEACOCK #B(Baby Size)


現在は出荷されていない輸出用モデル(左)です。(追記)2007年12月頃から海外向けに、PEACOCK miniという名称で再度出荷が開始されています。袋が柄付きになっている以外は、#Bの末期モデルと中身は同じです。

ベンジン容量18ml(添付カップ1杯半)で18時間保温モデルです。現行HAKKIN換火口が使用可能です。カップはSTANDARD用、袋はBM用が使用できます。

旧ハクキンカイロmini(1968年モデル)(右)に非常によく似たモデルなので、並べて掲載してみました。


画像がぐちゃぐちゃしててすいません。左が旧ハクキンカイロmini(1997年以前モデル)、右がPEACOCK #Bです。孔雀の穴の数が減っている以外は、大きさなどに変化がないことが分かります。孔雀の穴は9本羽で胴体も穴です。フタの上部の穴は4つ。脇の穴はありません。
旧ハクキンカイロmini(1968年モデル)はA火口がついていますが、PEACOCK #Bは3R火口がついています。このため、大きさはほぼ完璧に同じなのに、この2機種には火口の互換性がありません。
細かい違いでは、旧ハクキンカイロmini(1968年モデル)のベンジンカップは線が1本ですが、PEACOCK #Bのものは2つあります。
PEACOCK #Bは、英語や中国語で書かれたユニバーサル説明書のほか、左の旧ハクキンカイロmini(1968年モデル)の説明書をただ白黒コピーしただけの日本語説明書がついており、A火口がついていることになってたりします(笑)。実にハクキンらしい説明書です。別珍袋はなんか色が微妙に違うように見えますが、色は同じで紐だけが違ってました。


表面には「PEACOCK BABY SIZE」の刻印がありますが、裏面には「MADE IN JAPAN」の刻印もあります。
また、火口を外すと、点火芯をひっかけていた時代の切れ目がついているのが分かります。恐らくかつては点火芯付A火口をつけて出荷されていたのでしょう。パッケージの絵には点火芯付A火口初期型がついていました。


#Bの英文説明書では、PEACOCK POCKET WARMERには、#S(Standard Size)、#D(Delux)、#G(Giant Size)、#B(Baby Size)があることになっています。ベンジン容量はそれぞれ2杯、3杯、4杯、1.5杯です。持ち時間は書いてありません。#Dがどういうモデルだったのかかなり謎です。ベンジン容量からして、スポーツ用Sの海外向けパッケージだったのでしょうか。(追記。#Dが入手できましたのでページをつくりました。興味のある方はこちらをごらんください。

※2023年現在、ハクキンカイロ公式サイトでは左のPEACOCK miniをPEACOCK NEW MINIと呼んでいます。

※2014年、ハクキンカイロは ハクキンカイロmini という製品の販売を再度開始しましたが、このページに掲載のハクキンカイロminiとは異なる製品です。


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