市販の空き容器にベンジンを入れておくとどうなるかの実験です。
以前、実験12として一度やりましたが、当時、炭酸飲料用の容器ならばもっと頑丈なはずだという指摘もうけていました。
今回は炭酸容器に加え、他の容器も使用し、だいたい半分くらいホワイトガソリンを入れて逆さにして1年間放置してみました。
逆さにしたのは、フタのパッキン部分がホワイトガソリンで腐食するかを調べるためです。
で、1年後(2024年12月から2025年12月まで)の結果がこんな感じです。

左からウコンの力、森永トリプルヨーグルト、明治プロビオR-1、ペプシBIG ZERO、ハンディクラウン細口ビン30cc、ハンディクラウン筆付き容器30cc(筆は外してあります)、100円ショップの化粧水入れ3本です。100円ショップの化粧水入れのうち左2本は同じものの色違いで、一番右は別のもの(楕円形で少し容量が少ない)です。一番右のものはフタが壊れました。まだ、右側5本(フタが壊れたものも含む)はすべて内容物が蒸発していました。ウコンの力~ペプシゼロまでは内容物が残っていました(多少揮発しているかとは思います)。
ウコンの力の元々の内容量は100mL、森永は100g、明治は112gと表記があります。ペプシは600mLです。ハンディクラウンの細口ビンは内蓋付き、筆付き容器は内蓋なしです。
言い忘れましたがウコンの力のみ2022年12月から3年間継続実験中です。
中身が全部揮発して壊れなかった4つの容器のクチの部分です。サイト作者の見る限り損傷は見られません。何故この4つの容器は中身が揮発したのかはちょっと分かりません。少なくとも入れてすぐにだらだらと漏れてくるようなことはなかったです。内圧が高くなりすぎると自動的に弁が開いて中身が抜ける容器もありますが、100円ショップの容器でそこまで工夫してあるとはあまり思えません。少なくとも炭酸容器のような、溝切りのような工夫はされていませんでした。

これら4つの容器に再度カイロ用ベンジンを少量(6mL程度)入れて逆さにしましたが漏れはしませんでした。ただし、タンク部を押すといずれも少し漏れました。敢えて精度を低くして、内圧が高くなりすぎると漏れるようにしているのかもしれません。
(追記)どれくらいの漏れが生じるのか、再びこれらを逆さにして、元通り残りの4つの容器と一緒に置きました。それぞれの重量を計測し翌日再び計りました。
2025.12.27→12.28→12.29→2026.1.17 細口12.0g→12.0g→12.0g→12.0g 筆付き11.4g→11.4g→11.4g→11.4g フタ黒9.1g→8.9g→8.9g→9.0g フタ青10.5g→10.4g→10.4g→10.4g
この結果から少なくともハンディクラウンの2商品は漏れはなく、100円ショップのものも気密性の問題で若干内容が漏れている可能性はあってもダダ漏れしているほどのことはなさそうだと推測できます。100円ショップのものは敢えて気密性を下げているのかもしれません。(単に劣化した可能性もありますが)
なおこの実験結果はこれらの容器がベンジンの保存に適している・適していないことを意味するものではありません。この実験は、あくまでも容器の密閉性やガソリン、ベンジンによる腐食の有無を調べるために行っているものです。
“専用でない容器” への2件のフィードバック
以前市販品のPE製広口瓶500mlに、なみなみとCS揮発油を入れて3日ほど放置していました。
すると瓶がベッコリ凹んで、2/3程度に量が減っていました。
調べてみるとPEはガスバリア性が非常に低いとのことでした。(HDPEのほうがまだマシ)
ガスバリア性が高いものあるかなと調べると、同じくPEのフロロバリア処理を施した広口瓶が売っていたので、なみなみと注いでみました。
こちらは数カ月おいても負圧になることも凹むこともありませんでした。
樹脂容器の場合はフタの気密性も大事ですが、ガスバリア性も大きな要素だと思われます。
この容器はそのまま放置してあったので、今日(2026年1月17日)現在の重量も計測して記事のほうに載せておきましたが、ほぼ変化ははなかったので(少し値が増えたものもありますが誤差の範囲内でしょう)これらの容器に関してはそういう心配はなさそうです。PE(ポリエチレン)のものはものによっては内容物(主に気体成分)が通過するかもしれない話はサイトのほうにちらっと書いておきまいたが、今までにそんな多量の内容物が減る容器は見たことがないので参考のためどこのメーカーのどのPE製広口瓶だったのか参考のため教えていただけるとありがたいです。