各モデル比較表

販売年 大きさ 火口
/(代替火口)
フタの穴※1 本体※2
/(代替袋)
持ち時間
/ベンジン容量
その他 価格(当時)※3 備考
小判型 1932?〜1939? 72mm×101mm 戦前2本爪※23
/(STANDARD用)
孔雀11本羽+胴体+側面9 最中型 別珍袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
矢的印がある。(ないものがある可能性も) 5(1923),
1(1932〜1939)
鞘型※4 1925?〜1932 68mm×97mm×14mm A系列互換
/(STANDARD用)
孔雀11本羽+胴体+上底4+側面各2 深絞り 別珍袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
矢的印がある。(ないものもあり) 2.5(1925〜1926) ※4
角形 戦前スライド式(引出式) 1938年以降で1945年以前 68×101mm 戦前2本爪※23
/(こはる)
孔雀羽11本+孔雀胴体+上底5+側面4 最中型 別珍袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
本体にハクキンロゴなし ※5
角形 1933〜1946? 69×98mm 戦前2本爪※23
/(STANDARD用)
孔雀羽11本+孔雀胴体+側面4+上底4 最中型
/深絞り(両方あり)
別珍袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
最中型と深絞り型があり。ステンレス製モデル(孔雀羽9本+胴体)あり 1.5(1931〜1940)
角小形/小形 1930〜1939,
1955頃
不明 2本爪※23 不明 不明 ビロード袋(初期出荷分のみ?) 18h
/18ml?
戦前のみ出荷。クローム仕上げ 1.4(1932〜1939)
ハクキン眼炉 1938〜1939 不明 眼炉専用 不明 不明 不明 不明 1(1938〜1939) ※6
コンパクト 不明 73×96mm 2本爪※23,U,UU
(出荷時期による)/(PEACOCK)
孔雀羽11本+胴体+上底3+下底3 深絞り 金属ケース布張り 24h
/25ml
微妙に違う別ロットあり ※7
ハクキンカイロ(赤函)※8 不明〜1965? 68×101mm 2本爪※23,U,UU
(出荷時期による)/(PEACOCK)
孔雀羽11本+胴体+上底4 最中型 別珍袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
張り合わせモデル(最中型) ※8
ハクキンカイロA(青函)※9 1966〜1980年代 68×101mm 2本爪※23,U,UU
(出荷時期による)/(STANDARD用)
孔雀羽11本+孔雀胴体+上底4 深絞り 別珍袋
/(PEACOCK用)
24h
/25ml
深絞りモデル(一体成型) 1000(1980〜1981) ※9
点火芯付A(初期型) 1971? 73×96mm 点火芯付A初期型
/(STANDARD用)
孔雀羽11本+孔雀胴体+上底4 深絞り 別珍袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
※10
点火芯付A 1971?〜1996 68×101mm 点火芯付A
/(STANDARD用)
孔雀羽9本+上底4 深絞り 別珍袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
1100(1980〜1988) ※10
サンパッド 1970年ごろ? 68×101mm 点火芯付A
/(PEACOCK)
孔雀羽9本+胴体+側面各2+上底4 深絞り 背嚢 15h
/25ml
3200(1980〜1988) ※11
3R初期型
(「ハクキン」期)
1997〜1999? 68×101mm 3R/STANDARD用 孔雀羽9本+上底4 深絞り フリース袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
※12
3R 第2期
(「HAKUKIN」期)
2000〜2004 68×101mm 3R/STANDARD用 孔雀羽9本+上底4 深絞り フリース袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
インジケーター付き 1800(〜2003)
2650(2004)
※12
3R 第3期
(「PEACOCK」期)
2005〜2006.8 68×101mm 3R/STANDARD用 孔雀羽9本+胴体+上底4 深絞り フリース袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
インジケーター廃止 2650(2005)
※12
3Rプラチナム 2000〜2006.8 68×101mm 3Rプラチナム/プラチナム 孔雀羽9本+上底4 深絞り フリース袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
単三乾電池点火方式。
3Rと同等のマイナーチェンジが行われている
2800(2000),
2400(2001〜2003)
3150(2004)※
※13
BM 1987〜現行 60×91mm BM 孔雀羽8本+胴体+上底5 深絞り BM袋(布)(専用) 18h
/18ml
ライター付き 2200(〜2003)
2900(2004)
こはる 不明〜現行 52×80mm こはる ハート型 深絞り こはる袋(布)(専用) 15h
/8ml
1100(1986〜1988),
1300(〜2003),
1750(2004)
mini 不明・終売 57mm×86mm 孔雀羽11本+胴体 深絞り mini袋/(BM袋) 20h
/18ml
現行(2014年以降出荷)のminiとは別の機種 950(1980〜1988)
スポーツ用S 不明・終売 63mm×87mm、厚さ20mm 点火芯付A・3R
/(STANDARD用)
孔雀羽8本+胴体+上底5 深絞り 別珍袋
/(STANDARD用)
24h
/37.5ml
1100(1980〜1988),
2900(2004)
※15
※18
PEACOCK #S(Standard Size) 不明〜2005 68×101mm 3R/STANDARD用 孔雀羽11本/9本+胴体+上底4 深絞り #S袋(布)
/(STANDARD用)
24h
/25ml
インジケーター付きとなしの両方あり。初期モデルは孔雀羽11本
海外輸出用・国内販売は自社通販のみ
2000(2003)
2800(2004)
※16
PEACOCK#G(Giant Size)→PEACOCK GIANT 不明。海外向け 70×110mm #G/GIANT用 孔雀羽11本/9本+胴体+上底4 深絞り #G袋(布)(専用)/GIANT用 30h
/50ml
インジケーター付き。初期モデルは孔雀羽11本。
海外輸出用・国内販売は自社通販のみ
3000(2002)
4500(2006)
※17
PEACOCK #B(Baby Size)→ハクキンカイロmini 不明・終売。海外向け。2007年にPEACOCK miniとして復活 57mm×86mm 3R/STANDARD用 孔雀羽11本/9本+胴体+上底4 深絞り #B袋(mini袋と同じ)/(BM袋) 20h(?)
/18ml
海外輸出用・国内販売は自社通販のみ 2500(2004) ※18
PEACOCK #D(Deluxe) 不明・終売。海外向け 63mm×87mm、厚さ20mm #G/GIANT用 孔雀羽8本+胴体+上底5+シガレットホール 深絞り 別珍袋
/(STANDARD用)
24h
/37.5ml
スポーツ用Sの海外仕様。シガレットホール付
海外輸出用・国内販売は自社通販のみ
3150(2004) ※18
ポケット暖(初期) 不明。1999以前 60×91mm BM 孔雀羽8本+胴体 深絞り 専用袋2枚
/(BM用)
18h
/18ml
BMに専用袋がついたモデル。ライター付
発売元:岩谷産業
不明 ※19
ポケット暖(後期) 不明〜2002春 68×101mm 3R/STANDARD用 孔雀羽9本+上底4 深絞り 専用袋2枚
/(STANDARD用)
24h
/25ml
3R初期型に専用袋がついたモデル
発売元:イワタニリゾート
3800(2002) ※19
ハクキンカイロPEACOCK 2006.9〜 68×101mm PEACOCK/STANDARD用 孔雀羽9本+胴体+上底4 深絞り 巾着袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
3Rのマイナーチェンジ版 2800(2006)
3150(2010)
PEACOCK PLATINUM 2006.9〜
2009.9
68×101mm プラチナム 孔雀羽9本+上底4 深絞り 巾着袋/(PEACOCK用) 24h
/25ml
3Rプラチナムのマイナーチェンジ版
3300(2006〜2009) ※13
PEACOCK mini→mini 2007.11 57mm×86mm 3R/STANDARD用 孔雀羽9本+胴体+上底4 深絞り #B袋/(BM袋) 18h
/18ml
PEACOCK #Bのマイナーチェンジ版 2500(2007)
2625(2010)
22ct GOLD STANDARD HAND WARMER (イギリス版) 2006.8 68×101mm PEACOCK/STANDARD用 孔雀羽9本+胴体+上底4 深絞り 巾着袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
PEACOCKの22金めっき版。 £60.85 (2010)
※24
PEACOCK GOLD(日本版) 2010.11 68×101mm PEACOCK/STANDARD用 孔雀羽9本+胴体+上底4 深絞り 巾着袋
/(STANDARD用)
24h
/25ml
PEACOCKの純金めっき版。桐箱入り 12800(2010)
※24
ここから下の行は、ハクキンカイロ純正品ではありません
Zippo HANDY WARMER 2002年モデル 2002(完売) 60×91mm Zippo2002
/(純正のほかBM用も使用可)
8穴+上底4 深絞り。Zippoロゴ付き フリース袋
/(BM用)
18h
/18ml
インジケーター付き
発売元:マルカイコーポレーション
4500(2002) ※20
Zippo HANDY WARMER 2003/2004/2005年モデル 2003〜 68×101mm Zippo2006/
3R・STANDARD用K互換
8穴+上底4 深絞り。Zippoロゴ付き フリース袋
/(専用またはSTANDARD用)
24h
/25ml
Zippoオイル1缶(133ml)付き・インジケーター付き
発売元:マルカイコーポレーション
4000(2003)〜 ※21
Zippo HANDY WARMER USAモデル(#20088) 2006〜2010 68×101mm Zippo2006/STANDARD用 8穴+上底4 深絞り。Zippoロゴ付き フリース袋
/(専用またはSTANDARD用)
24h
/25ml
Zippoオイル1缶(容量不定)付き・インジケーター付き
発売元:Zippo Manufacturing Company.(米国ジッポー本社)米国内でのみ販売
※21
Zippo Hand Warmer USA 2010年モデル(#40182) 2010〜 68×101mm 専用 8穴+上底4 深絞り。Zippoロゴ付き 巾着袋
/(専用またはSTANDARD用)
12h/
12.5ml
発売元:Zippo Manufacturing Company.(米国ジッポー本社)米国、イギリスで販売 US$19.95(2010)
PORTABLE BODY WARMER 2003〜 63×95mm BM 特殊穴 深絞り 袋なし(不要) 18h
/18ml
BMに布を巻いたもの。数柄があり
発売元:ウエアハウスカンパニー
6800(2003) ※22
マルカイHANDY WARMER mini 2005.9〜 66×78mm 3R・STANDARD用形状互換 8穴+上底4 深絞り 専用袋 24h
/12.5ml
Zippoオイル1缶(133ml)付き
発売元:マルカイコーポレーション
3780(2005)

※1 フタの孔雀の穴の数は片面の数です。
※2 2枚以上の金属片を張り合わせ、中に圧縮綿を詰めたモデルのことを、ハクキンカイロではお菓子の最中(もなか)に見立てて、「最中型」と呼んでいます。「張り合わせモデル」のほうが意味が分かりやすいですが、ハクキンカイロの用語に合わせるのと、単に文字数が少ないのでこちらの表記を使いました。最中型とは反対に、1枚の金属片を加工して成型した継ぎ目のないモデルのことを、ここでは深絞りと呼んでいます。一体成型と呼ばれることもあります。
※3 価格欄は当時の定価を記載しています。(単位:円)2003年までは消費税額は含みません。かっこ内はその価格で販売されていた年(西暦)です。ただし、消費税込価格表記が法令で義務付けられたため2004年以降の価格表記は消費税相当額(当時5%)を加算した税込金額になっています。「販売年」とこの欄の年号は合いません。この欄の年号はあくまでも「その価格で販売されていた年」です。なお、戦前のハクキンカイロには間接税はかかっていません。(特別行為等消費税はかかりません)また、戦後の物品税もかけられていません。
※4 仮称「鞘型」は謎のモデルです。本体は真鍮製で一体成型。大正時代にハクキンカイロ創業者的場仁市でない人がとった特許番号がついていますがハクキンカイロ純正品です。当時の表記は、『「草かんむりに肥」型』でした。U火口がつきますが、オリジナル火口はU火口と形状が若干異なります。1925年には既に存在していましたが、1924年に存在したかどうかは不明です。
※5 スライド式モデルにも複数あり、すべてにこはる火口が対応するとは限りません。他の2本爪火口モデルはPEACOCK火口が使用できますが、このモデルだけは火口の装着方式が異なるためPEACOCK火口はつきません。こはる火口で代用します。
※6 1938年頃、ハクキン眼炉という医療具も製造していましたが詳細は分かりません。目にハクキンカイロを当ててるというものでした。火口は独自のものです。販売期間も極めて短く、はっきりしたことが分かりません。
※7 コンパクトの大きさは金属ケースの大きさです。カイロ本体はこはるからフタをとったくらいでした。厚みはこはるよりあります。
※8 ハクキンカイロ(赤函)には、U火口付きモデルのほか、後期にはUU火口モデルのものもあります。また、製品名は「ハクキン懐炉」のものと「ハクキンカイロ」のものがあり、名称に「A」はついていません。
※9「ハクキンカイロA」でない青函もあります。具体的には、UU火口付きなのに青い函に入っていて本体が一体成型というモデルもあります。
※10 点火芯付Aには、(高温発熱型以外に)火口の形状やフタの形の違うモデルが最低3種類あったことが分かっています。
※11サンパッドは高温放熱型点火芯付に背嚢のついたモデルです。写真等はサンパッドのページをごらんください。
※12 3R初期版と最終版にはこのほかにもいくつかの差異があります。詳しくは現在まとめ中です。なお「第2期」や「ハクキン」期の名称は当サイト作者が見分けるために勝手に命名したものです。
※13 ハクキンカイロ3Rプラチナムには、フューシャピンク・フォレストグリーン・ロイヤルゴールド・プラチナムの計4色があり、2000年に同時発売されました。プラチナムの定価は2800円で、その他3色は3200円だったらしいという情報があります。ただし、プラチナム以外の残りの3色は出荷直後に回収され、その後二度と増産されていません。ただし、実際に回収されたのか、単に二度と増産されなかっただけなのかは不明です。プラチナムのみは2001年以降も増産されましたが、何故か増産時は定価が2400円に下がっていたそうです。
※15 スポーツSはA、miniより高温になるというような表現が説明書にあります。ベンジンはカップ3杯(32.5ml)で24時間と、持ち時間がレギュラーモデルと同じで燃料を多く使うので、恐らく高温モデルなのは確かかと思います。
※16 PEACOCK#Sは、2005年10月にハクキンカイロのサイトから紹介が消えました。海外向けサイトには出ています。国内向けには、今後、国内向け3Rと輸出用#Sを統合するという旨の告知が出ていて、実際にPEACOCKロゴをつけた3Rが国内で出回りました。その後、PEACOCKと統合されました。
※17 2003年から2006年までPEACOCK#Gは在庫がありませんでしたが、2006年10月に再発売されました。
※スポーツ用Sを2004年現在、ハクキンカイロではハクキンカイロsportと呼んでいます。(頼むから名称は統一して.....)
※18 スポーツ用S、PEACOCK#B、PEACOCK#Dは、2004年に在庫品の限定販売が行われました。価格はその当時のものです。なお、既に完売したようです。
※19 ポケット暖(初期)はBMそのもの、(後期)は3Rそのもので、袋だけが専用品でした。詳しくはポケット暖専用ページをごらんください。
※20 ※21Zippo版の正式名称には「2002年モデル」「2003年モデル」は入りませんが入れないとわけわかんないので入れました。
※22 PORTABLE BODY WARMERは、BMベースで外側にデニム、またはヒッコリーを巻いたモデルです。外側の巻物がフリース袋の代用になりますので、フリース袋等が付属していません。このモデルはハクキンカイロ製ということは隠していません。発売元のウエアハウスカンパニーのサイトはこちら。OTHERというページに詳細が掲載されています。BMの説明書がそのまま付属していて、さらに「袋は添付していない、Zippoオイルが使用可能である」、という但し書きがついています。2003年モデルは完売しましたが、若干モデルチェンジをした2004年モデルの販売が開始されました。
※23 戦前から1960年代まで製造販売された、横長の切り込みが表裏両面に1つずつ入っている火口のことを、当サイトでは暫定的に「2本爪火口」と呼ぶことにしました。なお、当時は火口は1種類しかなかったので、この火口には「ハクキンカイロ換火口」以外の(他の火口と見分けるための)名称は特についていません。
※24 イギリスと日本で販売されている金めっきモデルです。製品の仕様にかなりの差があります。なおイギリスではGIANTにも金めっきモデルがあります。

※ 1923年出荷モデルは、他の型と火口の互換性がなく、また、専用火口も販売されていません。ハクキンカイロに送付すると現行火口がつくように改造してくれるそうですが詳細は不明です。創業者が手で売り歩いていたモデルだそうで、そもそも、その後の型とは形状も異なっている可能性があります。
※戦前型には現行STANDARDと火口の互換性がある機種とない機種があります。機種によっては現行機種用火口はどれも適合しません。詳しくはハクキンカイロに直接問い合わせてください。
※戦前型はここに掲載した以外の形や刻印を持つ機種が複数存在する可能性がありますが、さすがにそこまでは探せません....
※上記モデル以外に、戦前、軍用に飛行機のエンジンを暖めるカイロも作ってたようですが詳細は不明です。
※ 本サイトでは、ハクキンカイロA(青函)のことを、単に「A」「A型」「ハクキンカイロA」と表記している箇所があります。同様に、A火口を「A」と、U火口、UU火口を「U」、「UU」と略しているところがあります。


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